武豊線

nobita7202012-02-28

鉄道ファンには馴染みがあり、
利用客には不便な路線。



愛知県内のみで完結する
唯一のJR直営路線。



愛知県内のJR旅客線で、
唯一の非電化路線。



あまり誇れない、「唯一」 がある路線。



なにせ朝夕のラッシュ時以外は名古屋直行の便がなく、大府で乗り換える。




しかしながら、明治19年東海道本線建設の時に、
建設資材を武豊港から陸揚げし運搬するために敷設された路線であり、
愛知県内では最古の鉄道路線なのである。




その武豊線の途中駅である半田駅には、「JR最古」 がある。
線路を跨いでホームとホームを結ぶ、跨線橋がJR最古なのである。
(アチコチのサイトでは、日本最古の跨線橋となっているが、
半田駅にある右上画像の説明では、JR最古となっているので…。)




    



    



半田駅を出ると、目の前に mizkan の本社ビルが見えて、
運河に向かって暫く歩くと、運河沿いに mizkan の古い倉庫が並ぶ。
古い本社ビルには、「mizkan」 では無く、「中埜酢店」 の看板。




    





名鉄河和線知多半田駅前には、旧中埜家住宅が残されていて、
田舎に不釣り合いな洋風建築の邸宅は、往時の優雅な生活を彷彿とさせ、
半田の街がミツカンと共に歩んできた事が分かる。




       




スレート葺きの屋根瓦は、レース瓦と言われて一枚一枚が職人の手作り。
住宅は夏目漱石の義弟である鈴木禎次の設計で、重要文化財指定です。



       



のび太にとっての半田は通過駅であり、降車したのは初めてですが、
また行きたいと思わせる街でした。
次回は、「赤レンガの旧カブトビール工場」を見学したいなぁ〜。