防災グッズ

nobita7202011-03-16

東北関東震災発生以降、
初めて姉と電話で話しました。





先日のブログでも記したが、
安否の確認はできていたので、
不急不要の連絡は避けていた。





震災・津波原発事故…。
何も解決されていない今、呑気な話で申し訳ない事ではあるが、
我が家では不自由を強いられながらも元気で生活しているのも事実。



アナログの10年日記の時には、正直な心情を記す事ができたが、
こうして日記を公開すると言う事が、如何に世間を はばかる事か…。



そんな事を気遣いながら日記を綴る事への抵抗もあり、
不幸の一方で、災いを免れた生活もある事を、
ありのままに記するのも、また真なりと思うようになった。







「あんた、元気?」 と仙台に住む姉。


いやいや、「元気?」 と聞きたいのは、こっちの方であって…。




「あんたに貰った安物が、意外と役に立ってるのよ。」



安物発言は さて置き、のび太が何をあげましたでしょうか?



ダイナモ・時計・ライトがセットになった防災ラジオ。(右上画像)



今回の震災で一番先に市中から姿を消したのが乾電池。



現代社会では多くの物が電気を利用してスイッチオン。
乾電池や電源が無くては始動しない道具が多い。
その点、ダイナモが付いていればハンドル回す事で発電できる。



のび太が住む名古屋は以前から東南海大地震が懸念されていたのと、
旅先での災害に備えて多機能防災ラジオを購入しようと思い、
自宅用・旅先用とネット通販で購入した。 ついでに姉の家にも…。



その、いでに買ったグッズが今回の震災で役に立ったのだそうだ。



この世情不安の中ではあるが、
姉がダイナモをグルグル回している姿を思い浮かべたら笑えて来た。



安物だけども役に立ったグッズが、もう一つあった。
乾電池式卓上 LED ライト。







のび太は近視なので、眼鏡が無いと身動きが取れない。
夜中に目覚め、眼鏡を探すのには灯りが必要。
自宅であれば、手さぐりでも電燈スイッチの所在が分かるが、
旅先では手さぐりで探す事になる。
なので、安価な乾電池式卓上 LED ライトを通販で購入した。



今年の正月に姉家族と温泉旅行した折に枕元で使用していたら、
「あら、それ便利そうね。」 と姉が言うので置いて来ました。



電気の復旧が遅れている姪の仕事場では暗闇で電卓を打つ羽目になり、
のび太が置いて来た安価な卓上ライトが大変重宝しているとの事。



多機能ラジオと卓上ライトの両方を合わせても2千円程度だと思うが、
これほど感謝されるとは思わなかった。
何が、どんな時に、どんな所で役に立つのか…。
分からないものですねぇ〜。



ついでの四方山話ですが、実家の母はスズメの餌にと、
最下等級の米を20KG 買い置きしてあったそうです。
庭のウメモドキの実がスズメに食べ尽くされる事に悩み、
自分達が食す米とは別に、スズメ用の米を買い置きしてあったのです。


その事は姉も初めて知ったそうで、
「勿体無い事を!」 と母を攻めながらも、その米で命を繋いでいます。