天然はスゴイ
人間なんて、様々な事に惑わされて自分を見失い、
在るがままに生きる事の大事さを置き去りにして、
「らしく」 とか 「人並み」 をスタンダードにしちゃう。
男らしく、夫らしく、父親らしく。
女なんだから、女房なんだから、母親なんだから…。
一番大事なはずの、「自分らしく」 を貫くのは大変な事なんだと思う。
オッパピィーな、そんなの関係ない! 二人が韓国へ旅をした。
常識人と思い込んでいる非常識人の僕。
(何が常識であり、非常識とは何なのかが未だに分かっていない。)
誰が見ても非常識なのに、それが常識だと思い込んでいる ミジャ。
(彼女の名前 <美子> を韓国語読みをすれば、ミジャ。)
名古屋−ソウル 2泊3日の旅。 一人の旅行代金が¥9,800。
サーチャージとか言う、訳の分からん料金に空港利用税とかを含めて、
総額 ¥20,500 旅なので、期待もせずに旅立った。
ソウルの空港で迎えてくれた現地添乗員の名前は、本人曰く
「冬のソナタで有名になった <崔:チェ> です。」 との事。
顔は、朝青龍の妹と言った感じだったけど…。
常識人の僕と非常識人のミジャの他には4人の参加者。
4人は家族で、様子からして、両親と娘&マスオさん。
ガイドが呼びかけた苗字が異なるが、住まいが一緒らしい。
両親らしい二人は、娘に「お姉ちゃん」を連発しても、婿には話しかけない。
婿が嫁に、「焼肉のオススメ店を聞いてみて。」 と言った。
嫁が即答で 「自分で聞けば!」 と捨て台詞。 両親も沈黙。
「皆様、本日はJALパックのツアーに御参加下さいまして…。」
僕とミジャは顔を見合わせてビックリ。
「ヒィェ〜〜〜ッ、このツアーってJALパックだったんだぁ〜?!」
中部国際空港で指定された待ち合わせ場所には、「社販」の札。
¥9,800 は、社販価格だとスグに分かったが、JALパックと同じ条件とは…。
その後の事は、徒然に書こうと思うし、
「のび太のフォトアルバム」 でも紹介するのでココでは省くが、
到着して最初の飲食店での一コマを記しておこう。
ツアー参加者と別れて、ミジャと二人で遅い昼食をとった。
隣のテーブルでは、関西弁の <893> っぽい男性6人が食事中。
「先日の起きしなに、<う・く・す・つ・ぬ> が思い出せなくて焦った。」
と言う話をしたら、ミジャは意味不明の顔。
<あ・か・さ・た・な> が 「行」 で、<あ・い・う・え・お> が 「段」
である事を説明し、「う」 の段がスンナリ出て来なかった事を嘆いた。
「い」 の段が、<い・き・し・ち・に> で…
と話していたら、隣の893風6人さんが、鬱陶しそうな顔で僕を見た。
ミジャに尋ねた、「じゃぁ〜、<え> の段を言って見て?!」
しばし考えたミジャが、明るい声で答えた。
「 思い出した! <エ・ト・セ・ト・ラ> でしょっ?! 」
隣の893風6人さんのうち、物分りの良さそうな2人が笑った。
店には、「貴重品や財布には気をつけて…」 と言う注意書きがあったが、
「財」 の所だけが張り紙をして訂正されていた。
(この注意書きは、のび太のフォトアルバムで紹介する事にする。)
「あの貼り紙の <財>。 元は、どんな字が書いてあったんだろう?」
僕の発した疑問に、ミジャも隣の893風も興味を示した。
ミジャが、またまた明るい声で答えた。
「分かった! <掛布には気をつけて…> じゃない?」
意味不明。 なんでソウルの焼肉屋で 「掛布」 に気をつけるの?
いやぁ〜、さすがに関西弁の6人衆には大ウケで、
今までは僕達をにらみつけていたのに、いきなりの笑顔で、
「いやぁ〜姉ちゃん、吉本よりオモロイやんけ!」 と、 のたもうた。
関係ない僕が、「どうもスイマセン」 と林家三平になっていた。
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カナ○ちゃん、わざわざ 「う・く・す・つ・ぬ」 です。
と、MAILをくれて有難とう♪ 分かるっちゅうねん! (笑)
昭ちゃん、書き下ろさないと思い出せない世代になったのですね♪