ジョン

nobita7202008-01-29

日本では、「韓国風お好み焼き」 と紹介される事が多い、「チヂミ」
これに似たようなものに、「パジョン」がある。
今まで、この2つの違いがイマイチ分かっていなかった。



<チヂミ>


チヂミとは、焼く (チヂダ) という動詞の名詞形で、
日本語にするならば、焼いたもの、お焼き、くらいに相当する言葉である。
チヂミという言い方は日本では一般的だが、韓国では方言のひとつであり、
標準語ではプチムゲと呼ばれる。



<パジョン>


パはネギ、ジョンは鉄板に油を敷き薄く切った材料に小麦粉をつけて焼いたもの。
ジョン料理の中では代表的な存在であり、日本でチヂミと呼ばれているものは、
パジョンであることが多い。


だそうで、「ジョン」 を漢字で書くと、「煎」 なのだそうだ。
代表的な 「ジョン」を紹介しているサイトが、「韓国料理大図鑑」


で、作り方にも色々とあって、


*薄切りにした材料に、小麦粉、溶き卵をまぶし、
 油を敷いたフライパンで焼く方法が一般的。


*食材によっては小麦粉に水を加えたタネを作って混ぜ合わせることもある。


との解説だが、「ヘルシー韓国料理」 のレシピを見ると、
ジョンの粉は、上新粉白玉粉を配合したものを使用している。


まぁ〜人それぞれ、家庭ごと、地域ごとに、作り方や材料も違ってくるのだろう。


前回の韓国旅行で食べた、「牡蠣のジョン:クルジョン」
画像は、「のび太のフォトアルバム」 の最終にある。
これを何とか自分で作ってみたい! 牡蠣の美味しい時期だからねぇ〜♪


でだね、店の近所にある韓国食材店に探しに行っただよ。
そしたら、あっただよ! ジョン用の粉が。 それが右上の画像。



さて、今日は店が定休日。 焼肉&ジョン料理で一人宴会だ!


 

2種類の焼き方ができるホットプレート。
右で焼肉!  左でジョン!
ジョンの具材は、牡蠣・鰈・イカ・葱・茄子・椎茸。



一種類ずつ小さく焼いて、それぞれの味や食感を楽しんだし、
焼肉もサンチュとエゴマの葉で食べたから、お腹が一杯!




残った食材を千切りにして、お好み焼き風のジョンにした。
小腹が空いた時用に冷凍しておこうっと♪



 

と言う事で、小さく切って食品トレーに入れて、
粗熱をとるのに暫く放置しておいた。
このサイズで、3パック作れた。



深夜になって小腹が空いた。 冷凍庫に入れる前にツマミ食い。


美味ぁ〜〜〜いっ! 冷めても美味しぃ〜〜〜い!


なぁ〜るほど、それで 「チェサ:法事」 に使われるんだ。


隣の韓国バーのママさんが、たまに差し入れてくれる チェサ料理。
必ず野菜や肉の 「お焼き」 風のモノがあったが、あれも 「ジョン」 なのだ。


「SEOUL NAVI」 で紹介されている料理画像。
下の方に、「ジョン」 として紹介されているものがソレ。
説明文にも、<チェサにも用いられる。> と記されている。


小麦粉を使う、チヂミや日本のお好み焼きは、冷めると不味いが、
ジョンは、もち米とうるち米粉なので、冷めてもパサつかない。
モッチリしてお菓子のようにスンナリと口にできる。
熱々の御飯には、冷めたパジョンでも美味しいはずだわい。
冷めたパジョンが不味くて、「美味しくない店」 だと思っていたが、
あれは、小麦粉のチヂミだったから美味しくなかったのかも知れないなぁ〜。
そっか、もち米を使ったジョンだと、「煎餅」 かいな?! だから薄っぺらく作るんだ。

よっしゃぁ〜、次は緑豆粉やジャガイモ摩り下ろしのジョンを作って見ようっと。



朝鮮料理に挑戦だ! > お後がヨロシィ〜様で。 m(_ _)m