メリクリディナー
ダーリンが体調を崩している女性から、
「クリスマスに食事をしない?!」 と誘われた。
代打と言う訳だが、見かけは男女のカップル♪
クリスマスディナーと言えば洋食なのだろうが、
彼女が和食好きの僕に合わせてくれたので、
河豚コースで世話になった京風ダイニングの店に予約。
「テーマはクリスマスって事で!」 と、無理な注文。
カウンターには右上画像のような赤い実をつけた柊が飾ってあり、
醤油差しや爪楊枝入れなどの傍らには、↓紙作りの小さなモミの木。
先付けに出て来たのが胡麻豆腐。「しっかり練り込んでありますので、
出汁などは付けずに、胡麻の味を楽しんでください。」とのこと。
八寸盛りは、酢味噌蛤に菜花のお浸し添えと、
素揚げしたクワイと、生ハムと湯葉で胡瓜を巻いたものに柊の飾り。
お造りは、マグロの赤とワサビの緑でクリスマスカラー。
それに雪に見立てたイカとアイナメ。
炊き合わせは、太牛蒡・海老芋&鴨肉のパテに蟹の餡かけ。
太牛蒡を木の切り株に見立て、蟹身で降る雪を表し、
鴨で野趣の味わいを出す事で、クリスマスの窓の外をイメージしたとか。
ドォ〜ンと出て来たのが、岩塩包み焼き!
中身は開けてからのお楽しみと言う、クリスマスプレゼント♪
岩塩焼きにするのは、スズキなどの魚や淡泊な味の肉が多いのだが、
今回は、クリスマスプレゼントと言う事で、海老・のどぐろ・白子
帆立の貝柱など具沢山で、靴下の中のサンタのプレゼント状態。
自家製の柚子胡椒&ポン酢醤油やネギ味噌や岩塩で食べる。
僕が肉や揚げ物が苦手なので、強肴や揚げ物の代わりに、
甘鯛の聖護院蕪蒸しを出してくれた。
摩り下ろした聖護院蕪がクリスマスツリーに積もる雪を表現して、
クリスマスカラーで星型のオクラと人参がツリーのオーナメント。
楽しいクリスマスも終わり、来る正月を連想させるナマコの金柑和え。
これがコース料理の〆になる酢の物として出て来た。
食事は、鯖の棒寿司か赤葱と鮑筍の温麺との事。
赤葱って何? 山形あたりの葱で、ビタミンC・カルシウム・鉄分が多いとか。
結局、鯖寿司と温麺を二人で分け合って食べた。
デザートは? と聞かれたが、お腹一杯でとても入らない。御馳走様。
献立は季節の物を主体に考えるので、毎年似通った内容になるから、
こうしてテーマを与えられると、作る方も楽しかったです。 と大将の言。
来月は、「結婚記念日」 をテーマに予約してるので楽しみ♪