木枯らし

「凩」 と書いて 「こがらし」



木を枯らすと書く 「木枯らし」 よりも、
枯れ葉を吹き飛ばし、落ち葉を集めて吹き溜りを作る寒い強い風。
木の風と書く 「凩」 の方がイメージだよね。



   木枯らしや  マフラー 鼻まで  巻き付けて



昨日の俳句王国の兼題が 「凩」 で、
高校生の時に作った句を思い出していた。 




学生服は勿論のこと、コートまで学校指定だったが、
女子は濃紺のウールコート(混紡だろうけど…)だったけど、
男子はポリエステル製で黒のステンカラ―コートだった。



寒いんだよねぇ〜、北関東のからっ風。



鼻先が赤くなって、鼻水が・・・!
首に巻いたマフラーを鼻まで持ち上げて覆面状態での帰宅路。




現代国語の先生に意見された。



「首や口や、鼻までさえも。の <まで> なのか、
 鼻の位置まで持ち上げた。の <迄> なのかが分からない。」 って。



どちらにとっても良いし、読み手によって解釈が違うのも
俳句の面白い所じゃないんですか? と言ってムッとされた覚えがある。



小生意気な性格は、あの頃から成長していたのだわ。