ぎょふん

話は、「魚粉」 の事では無い。


ギャフン の古い言い方だそうです。


「ギャフンと言わせてやる!」 と言うが、


「ギャフン」 と声を発したのを聞いた事が無い。


「ビックリ」 は声に出して言いますよね。 「あぁ〜ビックリした!」


この二つ、意外と古くから言われて来たらしい。





「ぎゃふん」 の 「ぎゃ」 は、 「ギョ」 とも言いますよね。


「ギョっとする・ギョっとした。」 とか・・・。


「ふん」 は、同意を表す 「ふむ」 。


「ふむふむ」 と納得する時の擬音ですよね。


その二つが合わさって、「ぎょふん」 と言われ、現代では 「ギャフン」。


「ぎょふん」 は、1800年代以前の文献にも登場しているそうです。






「ビックリ」 の 「ビク」 は、小さく動くと言う意味だそうで、


「ビクビクする」 の 「ビク」 と言う擬態語だそうで、


「ビクリともしない」 の反対語が 「ビックリする」 なんですね。


これもまた、室町時代の文献に記されているそうです。





しかし、巷の噂と言うか戯言で、





ドイツ語の「Wirklich(ビルクリッヒ)」から来ているとされます。
本来は「本当に?」と言う意味ですが、
日本兵がドイツ兵の言った事を誤解したのが始まりです。
日本兵がドイツ兵に対して「ドイツは降伏した」と言った所、
ドイツ兵がみんな口を揃えて「Wirklich!?」と言った為に、
驚いたときの言葉は「びーくり!?」と日本兵が勘違いして、
驚きの感嘆符が「びっくり」になった。と言われています。




と言うのが散見されます。散見どころか、検索すると何と多い事か・・・。




現代のように安易に情報収集ができるからこそ、
自己責任において情報の真贋を分析する事が大事だと痛感します。