助詞
歯医者へ行き、帰りに買い物。
マンションへ戻ると、消防車。
ホースは隣の建設中の
マンションへと伸びていた。
火事?
消防車一台だけだし工事中の現場と言う事で、ボヤだったのかな?
聞けば良いのにね。 でも、あんまり興味が無いんだなぁ〜。
そんな事よりも気になった事が、助詞の使い方。
世界の空港を紹介する番組を見ていた。
ドイツのミュンヘン空港を紹介していた。
八嶋智○と清水ミ○子が案内人。
その八嶋何某(←これで、「なにがし」 って読むんだね。) が言った。
「ミュンヘン空港に訪れたら、是非立ち寄って見て下さい。」
???
「に」 じゃなくて、「を」 だろう?!
「ミュンヘン空港を訪れたら」 だろう?!
そんなモヤモヤが頭の中から離れず、それ以降は番組の内容が頭に入らない。
ところで、「に」 と 「へ」 って、どう違うの?
「京都に行く。」 「京都へ行く。」 どっちも使うし通じるよね。
寝る寸前に頭の中を駆け巡る疑問!
床を出て、疑問をメモ書きして就寝し、起床してから調べてみた。
「に」・・・体言・動詞の連用形・用言の連体形などに付く。
(1)場所・時間・・・5時に集合する。
(2)動作の帰着点・・・家に着く。
(3)作用の結果・・・作家になる。
(4)動作の目的・・・呼びにやる。
(5)動作の対象・・・犬にえさをやる。
(6)受身・・・犬にかまれる。
「へ」・・・体言に付く。
(1)動作の方向・・・東京へ行く。
(2)帰着点・・・故郷へ帰る。
(3)動作の対象・・・母へ贈り物をする。
なぁ〜るほど、
「に」 は、主に帰着点や目的・結果を表し、
「へ」 は、方向性を強調する時に使うんだね。
「寝室へ行って、床に就く。」 とか、 「東京へ行って、友に会う。」
これらを全て、「に」 にしても意味は通じるし、使っている人も多い。
「役所に行ってから、百貨店に行く。」 … のび太としてはむず痒い表現。
「役所へ行ってから、百貨店に行く。」 … の方が収まりが良い。
その逆も言えるんだよね。
「役所に行ってから、百貨店へ行く。」
先ほどの、方向や目的や帰着点との関係なんだろうか?
百貨店に行く事が最終的な目的の場合、
先ずは、これから向かう 「役所へ」 として、
帰着点の 「百貨店に」 となり、
役所へ行く事が主要な目的の場合、「役所に」 と表してから、
その後で行くであろう方向の、「百貨店へ」 となるのだろうか?
この辺は、専門的に学習している人に問わねば分からないが、
日本語学習している外人さん達は大変だなぁ〜と感じた次第。
で、面白い統計があったので紹介します。
「に」 と 「へ」 は、地域や年代に因っても使用頻度が異なるんですね。
火事の原因よりも、こちらの解答に興味があるのび太でした。(笑)