ボイコット

その退役軍人は、ひどい男だった。
地主の代理人として、小作人から地代を集めるのが仕事だが、
不作にあえぐ農民の生活を考えもしない餓死を恐れ農民は行動に出た。
彼と一切の接触を絶ったのだ。小作人らは去り、村の店は取引を拒んだ。
彼の方が餓死寸前に追い詰められ、降参。
十九世紀末にアイルランドで起きた騒動で、
彼の姓は世界中の辞書に載るようになった。
その名はチャールズ・ボイコットだ(君塚直隆著『ヴィクトリア女王』)




↑ は、7月27日付け中日新聞のコラム「中日春秋」の一節。



へぇ〜、ボイコットって人名だったんだぁ〜。




今日、開幕するロンドンオリンピック
開幕前に自国の選手だけにオリンピックで使う競技場で練習させるのが常。




しかし英国五輪委員会は、自国の選手にも開会前の競技場使用を禁じた。
メダル至上主義がドーピングを誘発するのだし、
なによりもフェアプレー精神に反するとの事。




198年のモスクワ五輪
ソ連のアフガン侵攻に対抗し米国は各国に五輪不参加を呼び掛けた。
日本や西独などは追随。だが、英五輪委は
ソ連と貿易は続けるのに、五輪は不参加というのは偽善」と、
参加に踏み切った。



英国らしいよねぇ〜。 と感心。




これからオリンピック閉幕まで寝不足の人が増えるんだろうけど、
のび太の店も暇になるんだよねぇ〜。 "o(-_-;*) ウーン…