ボーッとしてました。

寝起きに TV のスイッチ ON 。
防衛関連商社の横領事件のニュース。
TV 画面の左上に、「米子会社」 の文字。


へぇ〜、鳥取県米子市にも支店があるんだぁ〜?


米国の子会社と気付くまでに2・3秒あった。



ボ〜ッとしていました。



あの状態なら、「米の子会社」 と書いても 「米の子 会社」と読んだに違いない。 
そんな僕の為に、きちんと 「米国の子会社」 と書いて欲しい。


この場合の 「の」 って、品詞は何? と疑問に思って辞書を引く。
格助詞だそうが、 「日本語Q&A」 では、「格助詞で無い時がある」 って。


品詞と言えば、「品」の話。
「品の程度で上品から下品まである訳で、下品も品の内、品が無いとは違うよね?!」
僕としては、「品が無い」 より、「下品」 の方が卑しい感じがするんだけど♪


「そう言えば」 を 「総入れ歯」 と言い間違えたメメちゃんとの会食。
日本語教師の悩みと言うか、日本語の難しさを話していての話題。


「普通に美味しい」 って、どの程度美味しいと思う?


「まぁ〜まぁ〜美味しいとか、不味くは無い…とかの程度じゃないの?」


色々な解説があった末に、「結構 美味しい」 に近いのだと知る。


各々の感覚に依るところが大きい話し言葉は難しいよね。


で、この話を書くのに、「普通に〜」 と常々使っていない僕は失念し、
メメちゃんに問い合わせた。 「〜美味しい」 の 「〜」 は、何だっけ?


「普通に美味しい」 だよ。 の返信文に↓こんな話しも書いて来たので、転載。


あたいの友人の息子20歳が、ドアに頭ぶつけて
「あー、普通にいたい!」 って言ったそうな。  どう痛いんじゃ!


やはり若者にとっての 「普通」 は 「結構 痛い」んだ!


となると、現代の話し言葉で使う 「普通」は、かなりレベルの高い部類なのだ。
仕事が出来そうもないチャラチャラしたのが、「普通のOL」って言うけど、
お前ら、「普通」 じゃないぞ!



ボ〜ッとしてました。 第2弾



デパートで混雑したエレベーターに乗っている時の事。
4階で止まって乗客の出入りがあり、扉が閉まって上昇を開始した時、
中央付近に居た若い女性が、「あっ!」 と大きな声を出した。
周りのお客は女性の顔を見やったり、女性の目線を追ったり…。
僕は落し物かと思って、足元を見た。
こんな時、人それぞれに反応が違うのだと、変な所で納得。


背の低いお婆さんさんが、長身の若い女性を見やって、


「今の階で降りるんだったの?」 と優しく問いかけたら、
件の女性が、・・・5・・・6・・・と昇って行く階数表示を見ながら、


「はいっ! ボォ〜ッとしてました。」 と、明瞭に答えた。


中には、「何なんだ、この女?」 と思った人も居たかもしれないけど、
そうそう、そう言う事ってあるある! と思った人が大半だろうし、
あまりにも明瞭な言葉で返答した女性が微笑ましくて、室内は和やかな雰囲気。
最寄の階数のボタンを押してもらった女性は7階で降りて行ったけど、
僕なら、「あっ」 と声には出せなかったろうし、言ったとしても、
お婆さんの問いかけに、「いえ…」 と、しらばっくれたに違いない。
だとしても周囲の人間は、「イヤイヤ、今の階で降りるんだったに違いない。」
と思う訳で、だったら件の女性のような応答の方が、場は和むのだと知った。
が、実行は出来ない…と堂々巡りの考えをしてたら、最上階まで行ってしまった。
紳士用品売り場は、件の女性が降りた7階だったのだぁ〜〜〜っ!



ボォ〜ッとしてました。