キャベツ

nobita7202008-03-22

ベランダのパンジービオラも花を咲かせ、
蕾も次々に膨らみ、はち切れんばかり。


暑さ寒さも彼岸まで。


本当なんだろうか? 本当なんです。
2月中旬から春の彼岸までの一ヶ月間は、
一日の平均気温が3℃程しか上昇しない鈍間な歩みなのに、
(のろま って、鈍間って書くんだぁ〜。)
春分の日から後の一ヶ月間では、6℃も上昇する。
前の一ヶ月間より、倍の速さで平均気温が上昇するそうで、
この時期の気温上昇率が年間を通しても際立って高いそうだ。


そうなると、気温の変化に追いついて行けなくて体調を崩す事がある。
この時期の体調維持に有用なのが山菜。
こごみ・ぜんまい・ふきのとう・たらの芽・筍…。
これらに含まれる苦味・えぐみ等が身体の錆を掃除する手助けをする。
秋も同じで、冬篭りの手助けをするのが、キノコや栗などの山の幸。
冬場の牡蠣に多く含まれる亜鉛が粘膜を強くして風邪を引き難くし、
夏場の青背の魚が夏バテを防止してくれる事などを考えると、
春や秋には山の幸、夏や冬には海の幸で恩恵を受けているんだなと思うし、
旬の食材を摂取すると言う事は、大いに意味があるんだと実感。



で、春と言えば春キャベツなどの畑の恵みも沢山ある。
一週間前に買ったキャベツ。 スーパー袋に入れたまま忘れていた!
昨年末に中日新聞の料理欄で見た、
「キャベツと豚肉の土鍋で蒸し焼き」 を思い出して作ってみた。


 


キャベツをザク切りにして洗ったら、水気を切らずに土鍋に敷き詰める。
塩コショウや差し水などは一切せずに、豚肉の薄切りで覆う。
キャベツの分量にもよるが、トロ火で蒸し焼きにする事、10分〜15分。


ポン酢醤油で食べたけど、キャベツが甘ぁ〜〜〜いっ!


このレシピは評判が良く、これを取り上げているブログが結構あった。
冬場に達磨ストーブの上で20分放置して大成功! と言う人も居た。
皆さんキャベツの甘さに感激し、次は玉葱や人参も入れてみようとか、
豆板醤の付けダレで試してみようとか書いているが、
まずは、キャベツの甘さを実感する為にも、初回はシンプルに!



昨夜の店でこの話をした。 電子レンジでも出来そうだが…と。
初来店のお客さんが曰く、野菜の旨みを最大に引き出すのはジックリ加熱。
電子レンジの悪い所は、急速過熱で野菜の旨みが引き出せない。」 って。
だから、上記の調理法は理に適っているそうです。


このお客さんは、なんと 「野菜ソムリエ」 の資格をお持ちの方で、
三重県内で農園を営み、ブッフェの店も経営している方。
時間無制限のリーズナブルなお店です。→ 「ピュア菜」