嫌味
茶化されても何とも思わない。
それどころか、プッと噴出さして笑っちゃう事もあれば、
チョットした一言が、とても嫌味に聞こえる事がある。
これは、受け手である僕の精神状況に因る事よりも、
相手の人間性と言おうか、物言いに左右される事が大きいと思う。
よく日記に登場する、カンちゃん&サトちゃん。
何を言われても笑っちゃうんだよねぇ〜。
あちらは目一杯 皮肉っているようなんだけど、それが笑える。
先日の披露宴で甥っ子がピアノを弾いて腕前を披露した話をしていて、
仙台の家にグランドピアノがある事や、以前はチェンバロもあった事も話しになり、
「へぇ〜っ! チェンバロがあったんだァ〜。 珍しいよねぇ〜?!
でも、それってマスターの勘違いで、本当は 大正琴 なんじゃないの?」
どえりゃぁ〜ウケた。 皆で大笑いした。 腹の皮がよじれた。
「チェンバロ と 大正琴 を間違えるかっ! ちゅうの。」 (笑)
カンちゃんはオーボエ奏者なんだけど、僕はオーボラ奏者 と呼ぶ。
23日(月)に、陣痛から分娩まで3時間で終了したと言う女性が来店して、
出産に至るまでの事細かな説明をしてくれたのだけど、
「助産師さんが、いきんで! と言うから・・・。
で、いきんだら・・・。」
「りきんで」 の事だろうけど、話しは分かるから言い直す程の事でもないし、
僕が聞き流せば済む事だが、何度も言うので気になってしょうがない。
我慢しきれずに話を遮った。
「 <いきんで> じゃ無くて <りきんで> だから♪ 」
「そうそう! 私も気になっていたの。
話しながらも何かが違う! と感じていたんだけど、
何が違っているのが分から無かった。
これでスッキリしたわ♪ ところで、<いきんで> って言わないよね?!」
「意気込んで」 とは言うけど、「いきんで」 は、方言でも聞かないよね?
それを聞いていたお客さんが、
「生きないで!」 を名古屋弁で言うと、「いきんで!」 だぞ!
そりゃぁ〜出産に使っちゃマズいわ。
* 追記
この日記を読んで下さった方から何通ものMAILを頂きました!
「いきむ」 は出産用語だそうですね♪
「いきむ(息む)」 は、息を止めて力を込めるのだそうですが、
もとは、播州(兵庫地域)の方言だったようです。
それに対して 「りきむ(力む)」 は、
「力み過ぎ」 等と、行動そのものを指すように変化して来たようです。
おかげさまで、「息む」 は 「息張る」に通じ、
用便の時に関西地方で 「きばる」 と表現する語源が分かりました!
初めて聞いた時に、「きばる」は 「気張る」 かと思い、
たかだか用便に 「気張る」 とは関西人は大げさな!
と思っていましたが、アレは、「気張る」 じゃなくて、
「息張る」 が簡略化された 「きばる」 だったんですね!
また息を止めて力む事から、息を止める様子を 「ウンッ」 で表し、
接尾語の 「コ(チ)」 が付いて、 「ウンコ(チ)」
の言葉が生じた事も学びました。(笑)