味の華
閉店後にお邪魔する小料理屋がある。
「味の華」 京風おばんざい料理の店。
「のび太、小腹空かない? ちょっとツマミたいよね♪ 」 と誘われて、
「じゃぁ〜、味の華って言う店があるんだけど、行って見る?」
女性2人を連れ立って店の前まで行くと、
「なぁ〜んだ、味の華なのね?!」
「えっ、知ってるの?」
「いいえ、初めて入る店よ。」
「じゃぁ〜、何が なぁ〜んだ! なの?」
鯵の鼻
に しか聞こえないわ。 鯵料理の専門店か何かだと思ったわよ♪」
隣の女性も、「そうそう、私もそう聞こえた。」 と相槌を打つ。
「はいはい、どうせ訛ってますよ! 失礼ブッこきましたねっ! (-。-)y-゜゜゜ 」
茨城にいたのは18歳まで。
名古屋に来て32年にもなるのに、未だに茨城訛りがとれない。
訛りはお国の手形と言うが、身分証明書代わりにならないものだろうか…。