ジャンボ

Jumbo って、英語なのかしら? と、お客さんからの質問があった。


スワヒリ語の挨拶で有名な 「Jambo!」 は よく聞くが、
英会話で、Jumbo が使われるのは、あまり聞かない。


Big とか、Huge が多用されるような気がする。


Big (大きい) < Huge (巨大) < Jumbo (馬鹿デカイ)


となるようだが、 Big と Huge は、形容詞として使われるが、
Jumbo は、名詞としても使われて、Jumbos と言う複数形でも使える。
形容詞&名詞として使える、デカさを表す単語に、
「Manmmoth : マンモス」 がある。




初めての巴里旅行。 18年ほど前になるだろうか … 
思い出の 「ジャンボ」 がある。



ホテルに到着したのが22時頃で、ホテルの前のビストロで食事をした。
メニューを見て、オードブル&スープや魚&肉などを、
コースになるように頼んだら、一品ずつの量が多くて、
6人ぐらいで食べる量が出てきてしまった。



翌日の昼過ぎにはオペラ座の辺りをうろついていた。
Cafeに入ってコーヒーを注文したが、食べ物のメニューが読めない。
不躾とは思ったが、近くのテーブルで食事しているものを指差して、



(思いっ切り日本語で) あれっ、(フランス語っぽく)スィルヴープレ! 



バケットを細く短くしたようなものに、何か具が挟んである。


ウェイターが、「何とかかんとかフォロマジュ何とかジャンボ ?!」と聞く。
「ジャンボ」 と聞いて、昨夜の6人前夕食を思い出した。
バケットを切り裂き、野菜やサーモンやらがゴッソリ挟まれたものを想像し、



ノン ノン! スモールサイズ スィルヴープレ! 」 と、声を荒げた。



それでもウェイターはしつこく、ジャンボ・ジャンボと繰り返す。
「ノン ! ノー ジャンボサイズ  スモールサイズ スィルヴープレ」
変な仏語と変な英語に奇妙なジャスチャー。呆れたウェイターは去った。



暫くすると、僕が意図してたサイズのサンドイッチを仰々しく持って来て、
「中を見ろ!」 と言う。 (ジェスチャーで分かったのだが…。)



小ぶりのパンにチーズとハムが挟んであり、まずはチーズを指差し、



「セ フォロマジェ 」 次にハムを指差し、「 セ ジャンボ 」 
と言って、ニッコリ笑った。
何でも良いけど、僕もニッコリ笑って 「メルシィー」



帰国して友人に聞いたら、Jambon (ジャンボン) = ハム の事だって。



ゲェ〜〜〜っ! 
「ジャンボ(巨大)」 じゃ無かったのぉ〜〜〜? 
ジャンボ なんだ!
 




聞き間違いも困るけど、言い間違いも困る。



昨夜来店した、社長さんが連れの社員に向かって言った。
「君達に出会えて、幸せな人生だよ。」


部長さんも即座に言った。
「私達も社長に出会えて しわよせな人生 でした。」


酔っているとは言え、酷い言い間違い。 でも、社長さんはゲラゲラ笑って、
「 こりゃ面白い言い間違いだ! それ、もらった! 」 って。



知的な感じのする社長さんに、ハンサムな部長さんだったので、
「社長は知的な感じがするけど、部長は病垂れの方のチテキな感じですね♪」 
と、言い間違いの雰囲気を和らげようと茶化したら、



「そうなんだよぉ〜。 僕は知性が病んでいるんで年中発情期で困ってね♪」




僕が言った 「チテキ」 を 「痴的」 と即座に理解した部長さん。
「皺寄せな人生」 発言は、言い間違いではなかったのかもしれない…。




さて、そろそろ帰省の支度をしようっと。 戻るのは、21日になります。