リトルギャング

nobita7202008-08-23

右画像は、姪孫 ( てっそん = 甥や姪の子 )
姉夫婦&姪夫婦、そして僕。 全員が眼鏡をかけている。
姪孫から見れば、眼鏡をかけていないのは自分だけなので、
眼鏡をかけたくてしょうがないらしい。
皆の眼鏡を欲しがるので、玩具の眼鏡を買った。
未だに おしゃぶりが離せないくせに…。
Dr.スランプに出てくるキャラクターのような画像になった。


このチビッ子ギャングは、曾祖母(僕の母)の杖も欲しがる。
曾祖母から取り上げた杖をついて、サングラスをして歩く様は、
温泉場のマッサージ師のようにも見えた。


今回の帰省で、父だけを家に残して松島海岸へ家族旅行。
今年の正月にも松島へ出かけたが、やっぱり松島は夏が似合う。


           




楽しい家族旅行の想い出を土産に名古屋へ飛び立とうとしている仙台空港
搭乗していた JEX 3176便は、定刻に5番スポットを離れて滑走路へ向い、
「当機は、まもなく離陸いたします。もう一度シートベルトをお確かめ下さい。」
のアナウンスがあり、客室乗務員も着座して滑走が始まったかと思ったら、
スピードダウンして滑走路を離れ、誘導路へ進入した。
アナウンスがあって、管制官から使用滑走路の変更が指示されたとの事。
仙台空港の B 滑走路は 2,500m。 15分程かけて反対側へ回った。


途中で見かけた吹流しは、当初の離陸位置だと追い風になる方向を差していたので、
向かい風になる方向へと変更になったのだと納得していたが、
トロトロ進む JEX便 の横を、後続の飛行機が次々と離陸して行った。



            「どうしてぇ〜〜〜?!」




飛行機は翼に風を受ける事によって揚力を発生させて飛ぶ訳だから
向かい風である事が安定した離発着につながる。
滑走路上空の風がどの方向から吹いているのかは重要事項なのだ。



           


上の画像は仙台空港の滑走路だが、手前に 「27」 と言う数字が書いてある。
反対側には、「09」 と表示してあるが、この数字表記はどこの滑走路にもある。
方角を360で表し、最初の二桁を滑走路の端に表記し、
その滑走がどの方角に伸びているかを示している。
仙台空港の 「27」 は、この滑走路は西へ向って伸びていますの意味で、
反対方向の 「09」 は東へ向かっていますの意味。
中部国際空港は、18 / 36 なので、南北の方向に伸びている事が分かる。



帰宅して、翌日に JAL へ電話して、昨日の運行状況を質問した。


「ツー・セブン からの離陸体勢に入った直後に使用滑走路の変更があったのですが、
後続の ANA伊丹行きと JEX伊丹行きは、ツー・セブンからの離陸を履行しました。
どうして JEX 名古屋便だけが、ゼロ・ナイン からの離陸に変更されたのでしょうか?」


この状況は離発着機が交差する訳で、とても危険な状況だし通常ではあり得ない。


電話を受付てくれたのは女子社員で、話しの要領を得ない。
何度も電話をかけなおして来ては、質問の内容とは違った答えを出してくる。
事細かに説明したら、「航空関係者の方ですか?」 と逆質問された。
「ただの好き者です。」 とだけ答えておいたが、
最初の電話から5時間後に納得した回答があった。


「お客様の搭乗されていた JEX3176便の使用機材は MD 81 型機 ですが、
形式別飛行規程では、10 ノット以上の追い風での離陸は回避義務があります。
昨夜の仙台空港のB滑走路 「27」 上では、9ノット以上の追い風が吹いていまして、
時折 10 ノットを超える状況にあり、離陸直前まで機長と管制官により協議されました。
管制官の最終判断にて、「02」 からの離陸を指示されました。
後続機の ANA伊丹行きの使用機材は B767 で、JEX伊丹行きは B734 でしたが、
B734 型機の追い風離陸規定は 15ノットまで許可されて、B767型機はそれ以上です。
お客様の指摘通りに離陸体勢に入ってからの使用滑走路変更と言う事で時間を要し、
到着が20分遅れた事も確認しております。 大変御迷惑をお掛け致しました。」


と、キッチリとした説明がなされた。 さぞかし迷惑な事だったろうが、
昨晩の店ではこの話しで持ち切り。 「大型機や新型機に乗らないとなぁ〜。」 って。