避難勧告

って書いていたら、地震だぁ〜!
大雨で地盤が緩んでいる所は心配だ。


岡崎市は14万世帯に避難勧告が…って、全世帯じゃん!


昨夜の店は閑散として (当たり前か…) 女性客が一人。
二人でカラオケ合戦をしていると、ゴロゴロと雷の音が響く。
カラオケの BGM もなんのその、ドッガァ〜〜ン バリバリ ゴロゴロ。
二人で顔を見合せて、「近いよね?! 凄いよね?!」
表に出てみると、「何じゃこりゃぁ〜!!」 どじゃ振りの雨。


客引きの中国人姉ぇ〜ちゃんも、ビルの入口に引っ込んでいる。
「タクシーって通る?」


「通る訳が無いでしょっ!」 と、流ちょうな日本語で怒鳴られた。


「雨宿り代わりの中国式マッサージはどうですか?」


雨音に負けない大声で叫んでいた。 中華パワー全開だった。



帰途の手段がなくなるぅ〜!ってんで、慌ててタクシー会社へ電話。
繋がる訳が無いわななぁ〜。 JR・近鉄名鉄の各名古屋駅は長蛇の列。
交通機関が麻痺して帰宅難民が溢れ返っていたそうだし、
夜の12時近くだったので、繁華街の帰宅客が一斉に道路に溢れ出た。


E ちゃんはアチコチに電話して、
迎えに来てくれると言う奇特な人を探し出し、
僕は、店から歩って10分程度の家までずぶ濡れで帰る覚悟をした。
そこへ K 君から電話があり、
「店に行こうと思ったけど、凄い雨だから帰るわ。」


「ダメェ〜〜〜ッ! 話があるから店に寄ってくれぇ〜〜〜!」


30分ほどで来店した K 君。「話って何だった?」
「たした話じゃ無いんだけど、帰りに家まで送ってって。」
K 君は下戸で、いつも仕事帰りに車で来店しているのは知っていた。


目が点になっている K 君。


1時を過ぎた頃に、帰ろうか?! と言う事になり、駐車場へ向かう。
途中で知り合いのママさん連中が、お客と立ち往生。


「1時間以上待っているけど、タクシーが来ないぃ〜〜〜っ!」


駐車場から出て来た車を見て、乗せて行け! と言った顔つきだが、
僕の車ならまだしも、呼びつけたお客さんに、そこまでは頼めない。


車で5分ほどの道のりだが、消防・警察・ガス・電気。
各署・各会社の緊急車両が沢山走っていて、赤や黄の回転灯が眩しい。


路肩に乗り上げた車や交差点の真ん中で立ち往生した車や、
どうしたらそうなるの? と言う格好の中央分離帯に乗り上げた車。


「凄い事になってるねぇ〜。気をつけて帰ってね。」
と車を降りた。 


エレベーターのドアーが開きっ放しで閉まらない。
どのボタンを押しても反応なし。
緊急連絡用のボタンを押しても管理会社につながらず、
諦めて階段を昇って部屋に辿り着き、管理会社へ電話をした。


「エレベーターが止まったのは仕方がないとしても、
緊急用の連絡手段が使えないのでは、これから先も不安が残る。
どう言うことなのだ!」 と問い詰めた。


「電気系統に水が入ったと思われます。」


担当者が言いたいのは、地震や火事で停止する事は想定しているが、
水災害で電気関係が使い物にならなくなる事は想定外だったようだ。


携帯電話って大事だよなぁ〜。 って思った大雨の日。
今でも雨は降り続いているが、今晩はフランス料理。


「晩夏の夜をワインと料理で楽しむ会」 一人様¥16,800。
名古屋松坂屋本店9階の、 「グランファミーユ・シェ 松尾」

ご招待なのだが、この雨の中を正装で出かけるのは気が進まない。