やり過ぎ
過ぎたるは、及ばざるが如し。
「次はウニを握ってくださぁ〜い!」
「僕も!」
「悪いねぇ〜、ウニは一人前しか残ってないわ。
あっ、二人ともイクラは大丈夫?」
好きです♪ と、うなずく二人に軍艦巻きが一貫ずつ出て来た。
雲丹とイクラが、半々に載った軍艦巻きだった。
豪華そうに見えるが、食べてみると 「?? なんだかなぁ〜 ??」
妙な味がするイクラの軍艦巻きとしか思えない。
先日、帰省先の仙台で自分用に買い求めた土産品が、「莫久来」
右上画像の瓶詰のものがそれで、「ばくらい」 と読む。
海鼠腸(このわた)の塩辛と、海鞘(ほや)を和えたもの。
ホヤが機雷に似ている事から、機雷→爆発→ばくらい(莫久来)
ホヤ ↓ と 機雷 ↓
「??? なんだかなぁ〜 ???」 の味。
決して、不味いのでは無い。 上述の軍艦巻き同様に、
僕は、それぞれで味わった方が好き。 と言う個人的な感想。
珍味同士を和えても、それ以上の味になるどころか、
お互いの風味を消し合っている様にさえ思える。 やり過ぎだよなぁ〜。
見た目は とても美味しそうで、酒の肴には持って来いって感じ。
↓
陸前〜陸中にかけて盛んに食されるホヤ。
仙台の海鮮土産店ではホヤの加工品が沢山売られているし、
市内のスーパーなどでは、生のホヤが活け簾で売られている所もある。
当然、仙台土産として買って来たのに、莫久来のオリジナルは、
お隣である岐阜県の ヤマ食 だった! 海が無い県だっちゅうの!