和レンチ

nobita7202009-04-20

昨日の会食は、和テイストのフレンチでした。
昨年の10月22日の日記で紹介した、一日一組の店。


バター&ミルクが苦手な女性が一人。
入店前から憂鬱そうな顔をしていたが、
最後の料理まで完食!


この店、水やバター&ミルクを極力使用せずに料理をするそうだ。
スープなども野菜から出る水分だけで作り上げているんだって。


「彩野菜のカクテル」 と命名された前菜。
フルーツトマト・枝豆・ムラサキ芋の三層に分かれていて、
さわやかなトマト・コクのある枝豆・もっちり食感のムラサキ芋。
次々に変化する味わいに、皆さん感激。


「トマト、甘ぁ〜い! わぁ〜、凄い枝豆の香り! 紫芋、モチモチ〜!」


           



次に出された春キャベツのスープも水を一切使わずに仕上げられていて、
キャベツが持つ甘さだけで仕上げてある。 これまた絶品。


      


いつまで経っても冷めない器にビックリ。 シェフ曰く、特注! だそうで、
底をかなり厚くしてあるので、熱いものは冷めにくく、
冷製スープも、かなりの時間冷たいままでいるそうだ。
器の内側の底はブイヨンスプーンの形状にピッタリ合わせて作ってあるので、
皿を傾ける事無く最後の一滴まで掬う事が出来る。 


タコの椀物・蛤のオーブン焼き。
左画像の蛤の上にかかっているのはホワイトソースと思いきや、
イカをペ―ストにしたもので、初めての味わいに皆さん驚きを隠せなかった。


        
 


桜鯛のオーブン焼と十勝牛の煮込み焼は、あまりにも手が込んでいて、
ココに書ききれるものでは無いので省略。 (~_~;)


      



ドライフルーツの漬物をまぶして食べる 「Mのサラダ」 とピリ辛素麺。


           



デザートはルッコラのアイスクリーム。
これがスゴイ! ルッコラがゴマの香りのする香草だとは知っていたが、
大量のルッコラを使って作られたそれは、濃厚な胡麻の味に仕上がっていた。


      



シェフの奥様のお父様が画家で、趣味で歯科医をしていたとか。(笑)
そのお父様が収集した絵が店内に飾られて、
ダリやピカソなどの本物の絵を鑑賞しながらの食事ができる。


    



そのお父様のお名前が 「まもる」 さんとおっしゃるそうで、
「M のサラダ」 の M とは、ドライフルーツをツマミながらの酒を愛し、
絵を描いている最中に他界されたお父様を偲んでネーミングされた。


  


店の入り口には、お父様が描かれた絵や愛用した道具が飾られてある。


まっ、こだけ楽しませて頂いて、お酒は持ち込みOKで、¥12,000 は納得。