フォルクローレ

nobita7202009-05-11

英語の folklore がスペイン語化したもので、
言葉本来の意味としては、音楽のみならず
民俗学や民俗的な伝承一般を指すが、
日本では、ラテンアメリカ諸国の民族音楽
あるいは民族音楽に基礎をおいた
大衆音楽を特に指して、このように呼ぶ。
民俗学一般を指す言葉としては、綴りは同じだが
英語読みのフォークロアが使われる。


フォルクローレフォークロアの間にそんな使い分けがあったんだぁ〜。


土曜日のタイ語教室の帰りに駅前のデパートに立ち寄った。
ペルー人だと言う3人組が、フォルクローレの演奏 & CD 販売をしていた。


以前に栄地区で見かけた時には、立ち止まって耳を傾ける人も無かった。
通行人の平均年齢が若いせいもあるだろうし、買い物客が多いせいもある。


そこへ行くと、駅前の聴衆は平均年齢も高く、
買い物途中と言うよりは、待ち合わせの時間つぶしと言った風情の人も多く、
皆さん遠巻きにしながらも、手拍子を打ってジックリ聴いていた。


僕はフォルクローレが好きなのと、聴いている時間も無かったので、
一枚¥2,000 だと言う CD を買い求め、その場を立ち去ろうとしたら、


「すみません、その CD は おいくらでしたか?」 と
御婦人2人組に呼びとめられた。


「えっ? あそこに書いてありますが、¥2,000 ですよ!」 と答えた。


「数字が小さくて値段が分からなかったものですから…。」 って。


周辺に居た人達も僕の言葉に耳をそばだてていた様子で、
1枚2千円と分かったら、数人が CD の所に駆け寄って行った。


花祭り」 が入っている CD を下さい。 と言って購入したが、
僕のお陰で追加の CD が売れた事に感謝したのか、
立ち去る僕の背後で、「花祭り」 の演奏が始まった。
僕が振り返ると、3人組の中心に居た男性が軽く手を挙げた。
「グラッチェ」 の意味だったんだろう。僕はニッコリ笑って返答した。



ペルーからお越しのフォルクローレ歌手さん達。
駅前での CD 販売の時には、年齢層を考えて数字を大きく書きましょう!!