海辺のユンタク

nobita7202009-06-03

「ゆんたく」 とは、数人が集まって、
ペチャクチャと取り留めの無い話をする、
井戸端会議のような状態を意味し、
「遊卓」 が語源との説もある。


最近では、おしゃべり好きな人を 「ユンタカー」 と呼び、
おしゃべり好きの最上級を 「テージ ユンタカー」 と言うらしい。


うちなーぐち (沖縄弁) で 言う 「テージ」 は、「とても・大変」 の意味。
韓国語で言う 「テージ」 は 「豚」 の事。 




5月24日(日)の11時に離陸したJAL便が那覇空港に到着したのは14時過ぎ。
レンタカーを借りて沖縄自動車道の許田ICを目指す。
那覇‐許田は、およそ60Kmの道のり。
喜瀬別邸に到着したのは、16時半頃でした。


チェックインしてシャワーを浴びてから、S&S の家を訪れた。
今更ながら気づいたんだけど、二人ともイニシャルが 「S」 なんだぁ〜。
毎度の事ながら、心のこもった 「おもてなし」 が待っていた。



まずはテラスでカナッペなどを頂きながら、シャンパンで乾杯。
各人宛にメッセージカードと本のプレゼント。
僕には身に余る褒め言葉のカードと、小田 実 著 「なんでも見てやろう」
次回のタイ旅行の時に、プールサイドでユックリ読もうっと♪


トマトとチーズとベーコンの3種のカナッペも美味しく、ベーコンが美味。
日が沈むまで歓談して部屋に入って夕餉の始まり! 庭のトーチは虫除け。




僕の南欧州旅行の後に、S&S もポルトガルを訪れている。
ポルトガルのワイン 「ヴィーニョ・ヴェルデ」 を土産代りに送って置いた。
海ぶどうのタレを入れた容器が可愛くて、S子のお母さんが集めていたもの。
飾ってある花は、ミント・ミニトマトブーゲンビリア
「庭にあるものを手折って、適当に活けたの。」 と笑っていた。



1の皿は、島らっきょ・海ぶどう・なーべらー(へちま)
 茄子に味噌って良く合うけど、ヘチマにもピッタリでした。
2の皿には、鰤やトマトなどをミルフィーユ仕立てにしたもの。
 凝っているんですよ、コレ。 バジルのソースも効いていました。



3の皿は、エビのチリパウダー 島ニンジン添え。 黄色いのが島ニンジン。
5人分をサッと出す手際の良さは、さすがです。
エビが一匹飛び跳ねているのは、僕が口まで持って行ってから、
「あっ、写メるの忘れた!」 と皿に戻したのです。
サーブされた時は綺麗に盛り付けしてありました。(笑) 
殻がパリパリで頭から かぶりつき、姿焼きじゃなくて姿食いしました。


ゴマのパンは、とっても胡麻! で、僕は好きなタイプでしたよ。
パスタ皿もあったのですが、中座している時に
「パスタができたよ!」 と呼ばれて慌てて席に戻って撮影を失念しました。


  



料理もワインもタップリ頂き、すっかり長居してホテルへ戻る。
御一緒した御夫妻の御主人がお酒を飲まないので、運転はお任せ♪


翌日は、午前中に S氏の窯&アジトの様なアトリエを見に行き、
沖縄で作った初めての作品を見せて頂きました。
下画像のアトリエも登窯も全て手作りだと言うからビックリ。


       

  



秘密のアトリエを後にして、秘密のビーチへ行って 「ゆんたく」。




サンゴの岩なので、ボコボコの岩肌は天然のハンガーに変身  。
首を伸ばした巨大ウミガメが僕達を食べようとしている図に見えた。



その巨大ウミガメの頭に海の遠景を撮影している男性が一人。 
この男性、真下で宴会が開かれているとはツユ知らず…だと思う。



S氏が、ピニャコラーダを作ってくれた。
僕が大好きなカクテルで、ビーチリゾートの旅には付き物。
19歳の時の初海外旅行がハワイで、ワイキキで出会ったのがチチ。
チチがウォッカベースなのに対して、ピニャコラーダはラム酒
さっぱり味のチチよりもコクがある気がする。


パイナップルジュース・ココナッツミルク・ラム酒は、
前もってペットボトルに混合してあり、現地でシェイク!
天気にも恵まれて、リゾート気分でカクテルを頂き、
重箱に詰められたお弁当がそれぞれに配られてワイン。
このお弁当が彩りも良く、一つ一つが優しく懐かしい味。
「滋味」 と言う言葉を思い起こさせ、ホッコリした気持ちになる。


     



ホロ酔い加減で磯遊び。 奥様がムラサキウニのような物を、
S氏がバフンウニのような物を海で見つけてきた。
バフンウニ似のものは髭が長くて白いので、 「シラヒゲ」 と呼ぶらし。
北海道のウニは昆布を食べて育ち、三陸海岸のウニはワカメを食べるそうだ。
昆布もワカメも生息しない沖縄のシラヒゲは、
ホンダワラ・モズク・アオサ等を食し、落ち葉なども食べるそうだ。




割って食してみた皆さんの反応はイマイチ。 美味しくなかったのかな?!
産卵期前の7月頃には身がシッカリして来るのかもね。



波打ち際に犬?  と思って近づいて行くと、 藻の付いたアンカー。


       


 
子供に戻ったように、磯遊びとユンタクを楽しんでホテルへ戻りました。



今回は2泊3日だったしゴルフもプレーしたので、スケジュールがタイト。
いつも訪ねる食堂も休みで、上述の一の皿以外の沖縄料理を食べていない。 
家で作ろう! と、スーパーに寄ってもらってフーチバー(ヨモギ) を購入。
心配していたほどは痛まずに持ち帰る事が出来た。 <最上段右画像>
灰汁抜きをして適当な大きさに刻んで冷凍保存。



クファ(硬い)ジューシー か、ヤファラー(柔らかい)ジューシーか…。
一般的にはヤファラーだけど、クファも美味しい。 迷うわ。