四間道

nobita7202009-07-17

名古屋駅にほど近い所に、
四間道(しけみち)がある。


「四間道の街並み」


桜通りから四間道を北へ入った所に、「膳 かぶと」 がある。 



来週に迎える誕生日の祝いにと、S&E さんが誘ってくれた。



E ちゃんからは、バカラのグラスを頂いた。
ハーフロックが好きな僕にとって、大き過ぎず小さ過ぎずのジャストサイズ。




「膳 かぶと」 は、初めての店だが、とても美味しい…と言うか、感激。
お客さんの顔が見えて居るんだろうな?! と感じられる料理。


先日 行った、名ばかり吉兆とはエライ違いだ。
名ばかり吉兆は、本店からの指示通りに作っているだけ。
お客の顔なんて見えちゃいないと思わせる料理だった。


かぶとの御主人は、お客さんの前には顔を出さないそうだが、
料理を食べ時に、お客さんの顔がほころんでいるのが想像できるのだろう。
そう思わせる心ある料理が運ばれて来て、一つ一つに深みと驚きがある。


じゅんさい は、酢のものではなく鰹出汁仕立て。




ナプキン代りの日本手ぬぐいは土産に持って帰る事が出来る。
ワインは桶で冷やされてきた。


  


次に供されたものが、松茸の岩塩包み焼き。


「表は食べられませんので。」 と注意されるも、
外の皮も美味しそうに見える。中はパンのようになっていて、
包み焼きにされた松茸は、何と香り豊かで瑞々しい事か!



           




向付けに出されたのが、マコガレイのお造り。


          
            
 


添え物の「食用ほうずき」がメチャ旨っ! ココナッツの様な香りもする。
ストロベリートマトとも呼ばれるらしいが、れっきとしたホオズキだって。



            
           
         

ホオズキの語源は?  ↓ By Wikipedia




一説に、果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から
「頬突き」と呼ばれるようになったという。



椀物に入っていた緑色の饅頭。(木の芽で隠れちゃってますが…。)
微妙に癖のある香りがするので尋ねると、「銀杏饅頭」 だそうだ。




           



揚げ物に出て来たのが、鱧とドラゴンフルーツの天麩羅。
奥に見えるの稚鮎のから揚げは、腹を裂いて木の芽寿司が入っていた。↓
 
 
           



海鮮物と野菜の炊き合わせに入っている鮑や蛸は、
それぞれに炊かれたのだろう、双方とも丁度良い食感に炊き上がっていた。
手長海老のテルミドール風も美味しかったです。



           


食事は 「鯛茶漬け」 で、デザートはマンゴー。


           


コーヒーに添えられたものは、「蘇」 
日本最古のチーズとかバターとか言われるものであり、奈良の土産でも有名。



      




蘇をもっと手を加えたものが、「醍醐」 と呼ばれ、
その味が 「醍醐味」 だって。  『酪』『生酥』『熟酥』『醍醐』