だだくさ

「だだくさ」 と言う名古屋弁は、駄菓子・駄目・駄馬などの、
「駄」 が 「たくさん」 あると言う事から、「駄・たくさん」
それが転訛して、「だだくさ」 と表現するようになったらしい。


最近では、「だらしがない」 とか 「いい加減」 とか 「中途半端」
などと言う意味で使われているが、まさにこのブログが 「だだくさ」。


ブログとは:個人や数人のグループで運営され、
日々更新される日記的なWebサイトの総称。


だそうだが、<日々更新される…> は耳が痛い。


前回の日記から10日間も空いてしまったもん。




今日は休みで、ユックリ仙台の帰省報告を書こうと思ってパソコン前。 
書き始めようとしたら携帯電話が鳴った。



「セントマーチンからニューヨークへ向かう便が廃便になるんだって!
のび太は知っているの? と日航に聞いたら、先ずはグローバル会員の
S 様からの御連絡になりまして、のび太様には後日の報告となります。
って言っとったよ!」



「はぁ〜っ? なんじゃそれ!」



慌てて日航に電話をしたら、「変更はございません。」 との事。



S にその旨を電話で話したら、もう一度確認するって困惑していた。



「今日決まった事で、社内でも全員が掌握している訳ではないようだ。」
との返信があった。




暫くして日航から電話があり、「大変失礼を致しました。廃便です!」




ゲェ〜ッ! どうすりゃ良いのさ、この私。





座席の確保が難しいからと言う事で、早期の予約をする為に、
マイルの不足分を埋める為に韓国へ旅し、四苦八苦して手に入れた
マイル特典でのビジネスクラスで行くカリブの旅。
それなのに、今更ルートの変更となると、
マイル特典で確保できる席は殆どの便が満席だと言うではないか。




あのさぁ〜! と怒っても、どうにもならないのは百も承知。




いくつか提示された空席のある変更ルートは何とも素晴らしく、
セントマーチンから直行でニューヨークへ向かうはずだったものが、
サンファンで4時間以上もの乗り継ぎ時間があるものから、
セントマーチン発が早朝の6時の便だったり、3回も乗り換えるルートや
ビジネス特典なのに小さな座席しか無いプロペラ機ばかりを乗り継ぐ案。




日航アメリカンとの提携特典なので、混乱するのは分かるけど、
コツコツとマイルを貯めて、早期予約の為に韓国旅行の出費をするような
善良な日航利用者に対して、この仕打ちは無いだろうよ。




気落ちしてばかりは居られない。 自分で解決策を探らねば…。
普段のネット検索好きが役に立つ時が来た。




3時間がかりで航空スケジュールのサイトを探しまくった。



そうだよ、ニューヨークでは一泊の予定なんだから、
JFK 空港にこだわる必要はないのだ! NY には、他にも国際空港がある。 
ニューアークやラガーディアにアメリカンが飛んでいれば光が見える。




           あった!  





セントマーチン発 ‐ マイアミ経由 ‐ ニューアーク着。




現地出発時間も15時だから、12時のチェックアウトまでユッタリ出来る。
マイアミでの乗り継ぎ時間は、1時間50分だから丁度良い感じ♪
当初の計画では NY での観光予定がなかったが、ニューアークから
ケネディー空港近くのホテルへ移動する道中で、NY の夜景観光が出来る。
空港間には無料のシャトルバスが運行されているから新たな出費も無い。




        素晴らしい!  やったね♪



後は空席の確認と、その便に対するマイル特典利用の可否。




そんな時に、「当方でも最良のルートを探してみます。」
と言って一旦電話を切っていた日航の担当者から電話があった。




のび太様、やはり早朝便でマイアミへ向かわれてから…。」




「チョット待った! あったんです、ニューアーク便が!
即座にマイル利用の可否と空席照会をして、OKなら予約を入れて下さい!」




ニューアークですか? のび太様の帰国便は、JFK 空港発ですが…。」




「そりぁ〜翌日の話ですし、ニューアーク空港と JFK 空港の間なんて、
大した距離では無いでしょう。 バスも無料だし。
ニューアーク到着後にその足で JFK 空港ホテルへ向かいますから。」




S 氏の電話から4時間後に全ての決着がつきました。
週3便の運行だが、搭乗予定の日は運行日だし、ビジネスクラスを持つ
中型飛行機 (B 757) には空席があったし、マイル特典もOKだった。
何よりも、空港利用税が安くなって払い戻しがあると言うオマケまでついた。



直行便で無くなったのは残念だが、良い勉強をさせてもらったし、
払い戻し金と夜景観光と言う小さなオマケがついたのは嬉しい結果。




担当した女性が電話口で、「私が JFK 空港に こだわり過ぎて、
のび太様の大事なお時間を浪費させ、決して最良では無い案を提示し、
最終的には、のび太様に善後策を教えて頂く結果となってしまい、
何とお詫びを申し上げて良いやら…。」 と声を落としていた。






以前に、仙台市内にある作並温泉へ行く為に JTB へ行った。
僕は作並温泉山形空港に近い事を知っていたが、
窓口を担当した女性は、旅館の住所が仙台市であると言うだけで、
仙台空港を利用するルートを提示してきた。




「地図を持って来て下さい。」 と言って、きっちり説明したら、



顔を真っ赤にして、「今まで作並温泉御利用のお客様を、
全て仙台空港からのルートで案内してしまいました。」 と。




誰にでも思い込みがあるし、頭ごなしに責める訳にはいかないが
もう少し職業意識を持って勉強してくれないと、
お客さんは、余計な出費と無駄な時間を費やす事になる。



また利用者も、相手は専門なんだからと全てを信じるのも問題で、
賢い旅をする為には、ある程度の下調べをする努力は必要だね♪




しかし今回はツイテいた。
このトラブル発生が休みの日じゃなかったら、調べる余裕はなかったし、
早々と JAL が提示したルートで妥協していたと思うわ。