名鉄電車

内海のマンションで知人の誕生会を開いた。

休みの火曜日、10時22分発の地下鉄に乗り、
金山駅で名鉄に乗り換えて内海に向った。

誕生日の本人と僕、同業の友人2人の 計4人で内海に到着。
タクシーでスーパーへ向かい、暫し待ってもらって買い出し。

マンションに到着して、スグにベランダBBQを開始。
イワ○ニのカセットコンロで牛・豚・海鮮の鉄板焼き。
電気ホットプレートでは、餃子を作って酒盛り。

全員が水商売とあって、酒も会話もすすみましたわ。

僕が後片付けをしている間に、誕生日を祝ってもらった本人は午睡。
残りの二人は夜の店があるので、入浴の後に電車で名古屋に戻った。

19時半頃に名古屋で仕事を終えた会社員の友人二人が車で内海に到着。
近所の温泉旅館へ出かけ、入浴の後に 「板長お任せコース」 を楽しんだ。

　　　　　　　　　

第二弾の誕生祝いが始まった。　誕生日の本人以外は皆が同世代。
昔話で盛り上がり、時間の経つのを忘れて12時前。

慌ててマンションに戻って、再び酒盛りして午前2時に就寝。

昼前に起きると、車で来ていた二人は出勤した様子で姿は無し。

誕生日の本人を起こしてコーヒータイム。

この方は77歳の誕生日なのだが、知多四国八十八箇所を巡り歩いていて、
マンションの近所にも２ヶ所の霊場があるので、お参りに出かけた。

その間に洗濯や部屋の掃除済ませ、終わった頃に御老人が御帰還。

マンションを後にしてタクシーで日帰り温泉に向かった。
入浴して、￥2,625　の料理を頂く。
ベランダBBQ・板長お任せコースと２回の宴会を終え、
３回目の誕生祝い膳は差し向かいでユックリと飲食。

天然温泉に入浴（タオル付き）して、それなりの料理を食べて￥2,625なのに、
内海駅までの送迎が無料なのは嬉しい♪

「またのお越しを！」　の挨拶に笑顔で答えて名鉄電車に乗車。

内海から乗車した普通電車から、富貴と言う駅で特急電車に乗り換える。

内海駅からは先頭車両に乗車していたので、下車した後で電車の顔を写メ。
すると、運転手が座席を離れてホーム側の窓を開け、僕に話しかけて来た。

「お乗り換えですか？」

「えっ？　あっ、ハイ。　特急に乗り換えますが…。」

そっか、富貴は内海新線と河和線との合流駅なので停車時間が長いから、
運転手さんは僕が写真を撮り終えたら、また同じ電車に戻るのかと思い、
もし乗り換えでは無く、待ち時間の間の撮影なら、そろそろ発車ですよ！
と言う事を伝えようとして運転席を離れて声を掛けてくれたんだぁ〜。

なんて優しい運転手さんなんだろう！

車掌からのチンチンと言う閉扉の合図が運転手席に響き、
ファーンと発車音を鳴らした運転手さんは僕らに向かって軽く会釈。
僕達も頭を垂れてから手を振って見送った。

春の嵐かと思うほど寒さがブリ返して強風が吹く中、
心の中はホンワカと温かい気持ちに包まれて、

「最高の誕生日プレゼントだったわ。」　と、電車好きの御老人。

画像を見て頂くと分かるが、ヘッドランプが白色灯と言う事は進行方向。
運転席は向かって右側だから、席を離れて声をかけてくれたのが分かる。

　　　　　　　　　　　　

この御老人とは十数年前に特急しらさぎで永平寺へ行った事があるが、
途中停車駅の長浜駅で先頭車両の写真を撮っていたら、
長浜駅で交替した運転手に、「電車がお好きなんですか？」と声をかけられ、

「鉄道マニアじゃ無いですが、敦賀手前のループ線が見たくて。」 と言うと、

「それなら、運転席へいらっしゃい！」 と誘われ、
「えぇ〜、良いんですかぁ〜！」　と、２人で運転手席の隣に入り込んだ。

なるほど、客席からは見えにくいループ線が、運転手席からハッキリ見えた。

今なら絶対許されない事だね。と、その時の事を思い出させる今回の出来事。

御老人曰く、「運転手になるのが子供の頃からの夢だったんじゃないかな？
鉄道好きの気持ちが分かるから、優しくしたくなっちゃうんだよ。」って。

いやぁ〜、運転手さん有難う♪　良い誕生日プレゼントになりました。