雑煮:その1
本来、正月とは1月の事。
故に1月31日までが正月。
1日〜3日までが、三箇日。
それらは時代の移り変わりと共に、
正月と三箇日の混同や、松の内の7日までの縮小などが生じて来た。
名古屋の旧家や商家では15日までを松の内としている所も多く、
のび太の店もそれにならって15日まで松飾りを飾っている。
正月休みが終わると、お客さん達の帰省先からのお土産が届く。
今年頂いた物の中で一番の驚きは、スイカの漬け物。
スイカと言っても、源五兵衛西瓜と言う漬け物用に栽培されているもので、
和歌山県を主産地とする物は奈良漬にされるものが多く、
鳥取県を主産地とする物は、醤油漬けにされて、「とまり漬け」と呼ばれる。
鳥取県産の 「とまり漬け」 を頂きましたが、美味しかったです。
が、値段を考えると、自分では買わないわなぁ〜。
そのお客さん、土産と共にレシートも入ったレジ袋を下さったのです。(笑)
各地の土産と共に話題になるのが雑煮。
角・丸、焼く・焼かない、醤油仕立て・味噌仕立て、そして具材。
鳥取では小豆を入れるそうです。 香川では餅の中に餡子が入りますよね。
餡子が甘いのに、西京味噌仕立てだから超甘い雑煮なんだろうと思う。
名古屋の雑煮は知る人ぞ知る、超質素な雑煮です。
醤油仕立ての汁に、餅と餅菜と呼ばれる小松菜に似た葉野菜と花鰹のみ。
餅菜 です。→
シンプルと言えば聞こえが良いけれど、「雑煮」 と書くぐらいだから、
雑多な具材が入ってしかるべしと思うのですがねぇ〜。
それでも名古屋生活が30年を超えた今では、名古屋の雑煮も恋しい味となり、
仙台で食べた我が家の雑煮とは別に食べたくなるのです。
と言う事で、七草粥では無くて名古屋風雑煮を作っちゃいました。(笑)
右上画像にある蒲鉾は、名古屋人からは邪道だと言われそうですが、
あまりにも色気が無いので、彩りに蒲鉾を加えました。