スッカラ & チョッカラ 

nobita7202012-02-18

韓国語で、




スッカラとは、スプーンの事。


チョッカラは、箸の事。





以前から感じていた事なんですが、





< 韓国のスプーンって、無駄に長いよねぇ〜。 >




右上画像の右端が一般的なスプーンで、左が韓国で購入した匙と箸です。
柄の部分の長さの違いが分かると思います。




その無駄に柄の長いスプーンを買う事が、今回の韓国旅行の目的でした。
日本でも売っていますが気に入った物が無く、
画像の様なシンプルな物が欲しかったのです。





スッカラの柄が長いのは、無駄では無いのだと実感した鍋があります。




      




上画像は、スンドゥブチゲ(豆腐鍋)等の料理を作る時に使う土鍋です。
この土鍋は底が深いのです。
そして土鍋ですから、火から下ろしても、暫くはグツグツ煮えています。
左の一般的なスプーンだと、柄の先を持って、やっと鍋底に届く程度。
柄が短いので、時々スープに手が触れて、アッチッチ! になります。
その点、右隣のスッカラだと余裕で鍋底の具材を掬えます。





柄の長さに納得・・・。





もう一つの理由としては、韓国の食事風景を見て頂ければ分かりますが、
テーブルの中央に置かれた鍋を数人が取り囲んで食事をします。
日本だとオタマで掬いあげ、各自の呑水などの小鉢に取り分けますが、
韓国では直箸と言うか、直スッカラで汁や具材を掬って口に入れます。
卓の中央に置かれた鍋から直に口に運ぶ為には長い柄が必要なんですね。
日本式の食べ方だと呑水に取り分けるので、蓮華のサイズで済む訳です。
掬う部分も、こぼれ難い形状になっていますし、スープが飲み易いです。