ダブルブッキング

お客さんの誕生日祝いの食事会。 2つ重なっちゃいました…。




どちらのお誘いも断れません。




のび太の誕生日ならまだしも、お呼ばれしている立場では、
こちらの都合に合わせて頂く訳にもいかず…。




それでも無理を言って見たところ、お二方共に快諾して頂き、
午後5時半〜と午後7時〜に、時間を分けて頂きました。
食事会の後は急いで自分の店に戻って開店。 
午後9時は過ぎるだろうなぁ〜。





一件目が、ミッドランドにある 広東料理「福臨門酒家」




二件目が、中村区名駅にある 「キッチン ミルポア」




どちらもコース料理なのですが、食べ切れるのでしょうか?
福臨門は初めて行く店だし高級店なので、全部味わいたいのですが、
その後に洋食のコース料理が待っていると思うと、今から溜息が…。




それでも、是非参加してくれと言ってくれるお客さんの為に決死の覚悟で!






最近、洋食店での食事が多いのですが、不思議に思う事があります。




洋食店ほどメニューに漢字を使いたがり、
和食店では簡単な魚の名前すらカタカナで書く所が多い。




鮪ぐらい読めるだろう?! と思うが、マグロって書いてあるし、
カツオのタタキ だの ヒラメの昆布〆 だとかって表示してある。



TV の番組欄に、「極上のタイ料理」 って書いてあるから録画した。
帰宅してから再生したら、「明石の鯛は有名ですが…」 って、
おぉ〜〜〜いっ! トムヤムクン とかじゃないのかよ?!
鯛料理かよ?! 鯛ぐらい、漢字で書けよっ! って事が度々あった。




対して洋食店は、鱸のポアレ だの、蝦夷鹿肉と山羊チーズのリエットだの、
漢字が苦手な人や調理法を知らない人にとってはチンプンカンプン。





先日お客さんに誘われて、旅仲間のM&Mコンビと食事へ行った。
コース料理のメニューが配られて、「苦手な物はありますか?」 と聞かれ、
ジッとメニューに見入るMちゃんに言ってやった。
「正直に、漢字が苦手ですって言いなさい。」 
笑うかと思ったら、「ホント、読めないわ。」 って。




1行目に書いてあったのが、「○○○と、フルーツトマトのクーリ。」



クーリとは調理法であって、食材ではない事は察しが付く。
取り合えず、苦手な食材があるかどうか、ざっと目を通す。



シェフが、「如何ですか? 苦手な食材はありますか?」 と尋ねる。
全員が、「ありません。 これでお願いします。」



1皿目に、その何とかのクーリが出て来た。
クーリとは、食材を裏ごししてペースト状にしたものであるらしい。



「美味しい♪」 と言いながら食べていると、
鉄板の上では2皿目のフォアグラがソテーされようとしています。



突然M女が、「あっ、私、フォアグラ駄目です!」 



はぁ〜? シェフを始めとして全員が彼女の言葉に耳を疑った。




彼女の性格を知る のび太には察しがついた。




「Mちゃん、1行目のクーリが何だろうと考え込んでいて、
 そこから先のメニューは見ていなかったんでしょ?!」




のび太の推察は図星でした。




今日の福臨門もM&Mコンビと一緒です。
中華のメニューをどう読み解くか、今から楽しみです。