建中寺

nobita7202013-03-09

介護の仕事へ向かう通勤路に「建中寺」があります。
名古屋に来てから30余年。
その内、28年間は建中寺の近所に住んでいます。




尾張徳川家の霊廟があり、名古屋では有名なお寺。
でも、一度も参った事もなければ、
山門を見た事もなかったのです。





先日、介護の仕事へ向かう朝に建中寺前を通ったら、
満開の梅の木が1本。
思わず写メに撮って、訪問先のお婆さんに見せてあげました。





「建中寺までは行けないけれど、近所の桜が咲いたら散歩したいわぁ〜。」
と言うお婆さんに、





「暖かくなって桜が咲いたら、車椅子に乗って散歩に出かけましょうね♪」
と言って答えたら、





「車椅子を押しながらだと歩けるのよ。冬の間の運動不足もあるから、
 ユックリだけど車椅子を押しながら散歩したいわ。
 そうだ、のび太さんを車椅子に乗せて私が押してあげるわ。」 って。





冬の間、布団から出て来ないお婆さん。
車椅子を押しながらなら歩ける事を知りませんでした。





利用者の身体的能力を把握し、
無理の無い範囲で最大限の力を引き出してあげる事。




と言う、介護の基本中の基本を忘れていました。




その事を梅の木1本から教わった感じです。




明日から3日間、仙台へ帰省します。
なので、日・月曜日は臨時休業致します。