山菜
5月3日〜5日を
山形県の赤湯で過ごしました。
宿泊して旅館は、「松島館」
ちょっと…と言うか、
かなり風変りな旅館です。
名前からして海沿いの旅館のようですが、山間にある旅館で、
千本桜で有名な烏帽子山公園の麓にあります。
何が風変りかと言うと、大浴場が無いのです。
館内にある3つの風呂場は全てが貸切風呂なのです。
入り口にある表示札が 「空いています」 となっていれば入浴可能。
入浴する時には表示札を 「入浴中」 に反転させ、施錠して入ります。
部屋にも半露天の風呂が付いていましたが、
他の風呂に入ろうと思って館内をウロウロし、全てが入浴中で、
結局は部屋風呂に入ると言う事もしばしばありました。
その代わりと言ってはなんですが、24時間入浴可能で、
各貸切風呂には入浴用の大小のタオルが用意され、
風呂場に至る廊下には着替え用の浴衣も置かれているので、
手ぶらで貸切風呂に迎えるし、空き待ちの人の為に、
貸切風呂の近くに休憩所があって、茶菓子やコーヒー&煎茶の用意がされ、
興味深い本も置かれていて退屈しないどころか、本が読みたくて、
ワザワザ出かけて行ってお茶を飲みながら本を読み、
風呂が空いていたなら入浴してから部屋に戻る…の繰り返しでした。
旅館は一部を除いて平屋建てなので、階段の上り下りも無く、
客室の少なさと多くの部屋に半露天の風呂が付いている事から、
3つの貸切風呂が満室と言う事も、夕食の前後と朝食前ぐらいでした。
連泊したので、4日(土)は赤湯の街を散策し、
満開なら見事だったろうなぁ〜と思われる千本桜の烏帽子山に登りました。
旅館に戻り、貸切風呂の隣の談話室で山形新聞を読んで居ましたら、
「三分咲きに見える満開を迎えた烏帽子山の千本桜」 との記事。
記事によると、桜の木が芽吹いた頃に蕾をウソに食べつくされ、
満開なのだけれども三分咲きにしか見えないとの事。
部屋に戻って寛いでいた家族に報告。
「あれで満開なんだって!」 と、記事の内容を伝えました。
で、ウソと言う鳥を誰も知りませんでした。
右上の画像にあるのがウソ。 130円切手に描かれている鳥だそうです。
漢字で書くと、「鷽」。 「鶯(うぐいす)」 と間違えそう…。(笑)
Wiikipedia 「ウソ」 を調べてみたら、
時にはサクラ、ウメなどの花やつぼみもエサとなる。 とありました。
今冬は寒さが厳しく豪雪にも見舞われ、ウソの餌が不足していた為に、
例年なら食べる事は少ない桜の蕾が狙われたようです。
今年の春は、三分咲きにしか見えない満開の桜と言うものを初体験です。