おたんちん

「おたんこなす」 との違いは? と尋ねられた。


共通している文字を考えると、「おたん」 とそれ以降の
「ちん」「こなす」 に分けられるのだろう…と察しがつく。


吉原(遊郭)で働く女性が「嫌な客」という意味で使っていた。
「おたんちん」 の発祥が遊郭であることから
『御短(短い)』+『珍(男性器)』が語源という説がある。
で、『御短(短い)』+『小茄子(男性器)』で「おたん・こなす」


ほんまかいなぁ〜?!


しかし、吉原の郭言葉であった事は間違いないらしい。
一説には、「淡泊な人」 と言う意味であると。


淡泊とは、行為としてのタンパク以外に、性格的な問題もある。
遊女は自分に入れ揚げてくれる客が楽な訳だが、
遊びに淡泊な男性は、遊女にとっては渋い客となる。
それに、「〜さん」の幼児用語であった、「〜ちゃん」「〜ちん」の
「ちん」を付けて、「 渋ちん (渋いお方) 」 となる。
同じ事で、「お淡(淡泊)+ ちん(人)」 となったとの事。



「わちきの心も知らずに、旦さんは お淡チン でありんすなぁ〜。」
ってな事になるんだと言う説である。


でも、この節を支持すると 「小茄子」 が続かないんだよねぇ〜。
やっぱり、「お短珍」説が有力か?


京都の花街では嘗て「おたやん」と言えば
「芸妓と花代なしで遊ぶことを意味し、
お多福には鼻がないから転じて花なしの意」と洒落ていて、
ここでの「おたやん」は男性に対してつかわれているようです。
以上のとおり関西方面では「お多福」をヤンワリまったりと
「おたやん」と称していたのが、歯切れの良い江戸っ子等関東方面では
「おたやん」が「おたんちん」「おたんこなす」に転訛したって事では?


↑ と言っている方も、「茄子」の解釈に困っているようです。



あんぽんたん」は、愚か者を意味する 「だらすけ」 の前に
「阿呆」が付いて、「あほんだら」となり、それが転じたと言う説。
「たん」は「すかたん」などのように、語感を強くする接尾語だそうだ。
「すかたん」の「スカ」は「肩透かし」のように、「透かされる」ことで、
江戸時代の文献にも登場する「当てが外れる」事を意味する古い言葉。


「いけしゃぁ〜しゃぁ〜」や「いけ図々しい」や「いけ好かない
「いけ」は、「生け」が充てられ、
「この服、イケてる!」の「イケ」には「行け」 が充てられる。
「イケズやわぁ〜。」の「イケズ」は、勿論「行けず」。
「行けず後家」のような性格の悪さを表すと言う説もある。


けんもほろろ」 は、雉の鳴き声の「ケーン」と
羽ばたいて飛び立つ様を表す「ホロホロ」の合成語だとか、



「チンタラするな!」は、焼酎製造機の 「チンタラ蒸留器」 が語源。


うすらトンカチ なのに、泳げないのは 金槌 を使う。
何ゆえに「うすら金槌」ではなかったのか?
泳げないのは、「トンカチ」ではマズイのか?


これ以上検索していると切りが無い。 
さて、年末ジャンボを買って、タイ語教室へ行ってこっと。