九絵(クエ)

「アラ」 とも言われるハタ科の魚。


高級魚だと言うが、冬場の九絵は脂がのって苦手。
夏に唐津の寿司屋で九絵の握りを食べたが、
アッサリして、上品な味わいの白身だった。


その店の大将曰く、「冬場のアラは脂がのり過ぎて、
とても寿司ネタにはなりません。」


脂がのってれば美味しいと決めつける寿司屋が多い中で、


          「大将エライ!」



最近、チョコチョコと日記にも登場している横代官の割烹料理店。
九絵づくしのコースを一万円で作るので食べてみてくれとのこと。
「苦手なんだよねぇ〜、アラ。」



「そう言わずに、一度食べて見て下さい。
脂が乗った魚を嫌いなのは分かっているので、小さめのアラを仕入れて、
刺身も昆布〆などにして、食べ易くしますから。」


そうまで言われりゃぁ〜しょうがない。
サトピーなどを誘って、5人での会食となった。



前菜   九絵の昆布〆   九絵の笹寿司  九絵の胃袋の醤油焼き
     九絵の肝のタレ焼き 九絵の皮の炙り焼きと壬生菜の和えもの
     九絵の身の炙り焼き子持ち昆布重ね と 芽葱巻き


           



刺身   九絵の薄造り あしらい一式

           
煮物   九絵の兜あら煮


           


焼き物  九絵の西京焼き と 九絵のアオサ海苔焼き


           


蒸し物  九絵柚庵漬けの道明寺蒸し



           



揚げ物  九絵の雲丹巻き と 九絵の筍巻き 天婦羅盛り



           



鍋    九絵のしゃぶ鍋



まぁ〜、天婦羅の手前で白旗降参でした。


御意見伺いに来た若大将、「如何でしたか?」


            「量が多いわ!」


良かれと思っての事なのに、その言い草はないよねぇ〜。
       ( 一 一)  と反省。  <(_ _)>
  


薄造りと鍋もの一式は、一般的だったので、画像は省略。
今日は、毎年恒例になった鮟鱇鍋。 
九絵料理だ鮟鱇料理だと贅沢三昧のように思われるけど、これも仕事。
火曜日の休みも一人鍋だったので、今週は今日で3会目の鍋料理。
実費を支払って会席に顔を出す事で、その後に店に来てくれる。
食事は結構ですと断ったら、閑古鳥が繁殖している店で項垂れる羽目に。
さて、入浴して身支度するか!  行って来まぁ〜す。