クロック

nobita7202009-11-26

クロックったって、時計じゃないよ。
タイ料理で使う調理器具の名前。
「小さな臼」 の事で、ナムチム(タレ)を作ったり、
ソムタム(青パパイヤのサラダ)を作ったりする道具。



10月のタイ旅行で買って来ようと思ったんだけど、重いんだよねぇ〜。
タイで使われているクロックの素材は3種類。
画像左から、木・素焼き・石の順。





木製と素焼きのクロックは、主にソムタム(青パパイヤサラダ)作りに使用され、
石製クロックは、香辛料の擂り潰しやナムチム(和え物のタレ)作りに利用される。





日本のすり鉢じゃ〜いかんのぉ〜?




     いかんのです。




日本のすり鉢(右上画像)は、底が広がっているから、食材が逃げる。
名前の通り、「擂る」 のには向いているが、タイのクロックは、
擂ると言うより、「擂り潰す」 作業に使うので、底が狭く胴が細長いくないと、
液体は弾け飛ぶし、唐辛子や香草の根などが逃げ回って大変。





「新製品」 を 「新品」 と書いてある韓国食材店で見つけました!




何と、プラスチック製! いかにも韓国製らしい色使い。




     





底が狭く、胴が長く、底の部分は凸凹加工が施され、
胴の内側には、日本のすり鉢のような線状の凹凸加工が施されているので、
「擂り潰す」 作業にピッタリ! 



ヤンニョン(薬念)でも作る時に使うのであろうか?
それとも、日本のすり鉢と同じように使われるのであろうか?



とにかく軽くて安直な製品だが、インチキ簡単タイ料理を作るには十分だわ。