スンドゥブチゲ 순두부찌개

nobita7202010-12-21

スンドゥブ (순두부) とは、
日本の「おぼろ豆腐」 に似た豆腐。



チゲ (찌개) とは、「鍋料理」 の事。




つまり、韓国風の豆腐鍋です。




これだけ韓国料理が日本に浸透しても、「チゲ鍋」 と言うメニューを見る。
それじゃぁ〜、「鍋料理の鍋」 って事で、食べられないジャン。



今晩作った 「スンドゥブ・チゲ」 は、あくまでも のび太風です。



先ずはネットでレシピを検索し、数件のレシピを読み漁る。
それらを参考にしながらも、のび太が旅先の韓国で食べた鍋の味や、
韓国人が日本で開いている店で食べた鍋の味と言った、
のび太の舌が感じた味から想像できるレシピを作ってみた。




粗微塵にしたニンニク・刻み鷹の爪・キムチ・豚バラ肉を、
たっぷりの胡麻油を土鍋に入れて炒める。 
この時、強火は厳禁! 苦味が出るので、中火でジックリ炒める。
豚キムチ炒めを中火で作るイメージです。




 





炒めている時にジュージュー言っている時には、まだ水分が多い状態。
キムチの水分が飛び、油がバチバチと音を上げるようになったら、
水を加えて、酒・コチュジャン・出汁の素を入れる。
韓国の出汁の素があれば良いけど、無ければ日本の出汁の素でも…。






沸騰したら、アサリとおぼろ豆腐と葱を入れる。
おぼろ豆腐が無ければ、寄せ豆腐。それも無ければ、
絹豆腐やソフト豆腐で代用できますが、あんまり美味しく無い。
一般的には、ココまでがスンドゥブチゲのレシピです。







でも、のび太は野菜を摂りたいので、この鍋に合いそうな野菜を入れました。
春菊・ハクサイ菜・しめじ茸・ささがき牛蒡。
それらの野菜を入れて一煮立ちし、アサリの口が開いたら完成。









この鍋は、水っぽくなると美味しく無いので、
水分が多い野菜を嫌いますから、春菊程度にした方が良いと思います。
のび太は、テールスープ等に使われるハクサイ菜も加えましたが、
ちょっと水っぽく感じて、失敗したと後悔。
しかし、御飯を食べずに酒を頂きながら…と言うなら丁度良いかも。





本場っぽく仕上げるには、最後にブラックペッパーを使います。
昔は使って無かったでしょうが、最近の流行りなのかなぁ〜?




美味しく仕上げるポイントは、最初に炒める時に強火にしない。
そして、胡麻油の質・量、共にケチらない事。
右上画像の胡麻油は、高いけど美味しい胡麻油でした。



海鮮鍋風のサッパリ味タイプのスンドゥブチゲもありますが、
濃厚な味のスタンダードなスンドゥブチゲが好きな方には、
最初のタップリの胡麻油で炒める作業が一番のポイントとなるでしょう。





先日、岸和田出身のお客さんの家で頂いた お好み焼きが美味しくて、
何を入れているのかを聞いたら、粗微塵切りにした蒟蒻とスジ肉って。
のび太も真似をして、たっぷりキャベツと葱に長芋を摩り下ろし、
市販のお好み焼き粉で作ってみました。メインの具材は牡蠣。
これまた美味しく出来ました!


         




料理って、想像力が大事ですよね。
プロなら手先の器用さも求められるでしょうけど、素人の場合は、
見聞きしたレシピと自分の舌で感じた味を想像の世界で混ぜ合わせ、
これを入れたら、こんな言う味になるだろう?! と想像する事が大事。