ディアボラ

nobita7202012-02-07

レストランのメニューで、



〜のディアボラ風 (・・・alla Diavola)
〜のディアボロ風 (・・・alla Diavolo)



などと言う料理を目にしますが、



日本語では、
悪魔風・小悪魔風とか表記されます。




語源は…と言うと、
鶏を開いた形が、悪魔がマントを広げた姿に似ているからとか、
鶏皮をパリッと焼く為に、重石を載せる調理法が拷問のうようだからとか、
辛いソースで舌を焼かれているように感じるので、悪魔的と表したとか、
諸説あるけれど、今では辛さが悪魔的と解釈しているのが主流です。




本来はトスカーナ地方の鶏料理だったようですが、
周辺諸国へ伝わってからは、鶏以外の肉料理や魚料理にも、
小悪魔風の表現が使われるようになりました。






のび太はラム肉が大好きなので、
今日はラムチョップを小悪魔風にして頂きました。
牛や豚が得意では無いのですが、
ラム肉の他には、鳩や鹿肉が好きです。
鶏や鴨や兎は、牛や豚よりはマシって言う程度かな。





ラム肉にミックスハーブと摩り下ろしニンニクをまぶして
30分ほど寝かせます。
ニンニクと塩胡椒に生のローズマリーと言うのが合うのですが、
生のローズマリーがなかったので、右上画像のミックスハーブで代用。



     



下ごしらえをしたラムチョップをフライパンでソテーしますが、
後でオーブンに入れる事を考えて火が通り過ぎないように調理します。



     



パン粉にパセリのみじん切りと摩り下ろしたパルミジャーノ…。
と行きたいのですが、乾燥パセリと市販の粉チーズをパン粉に合わせました。
少量のオリーブオイルを入れて混ぜ合わせます。
オイルを入れる事でシットリとして肉に絡ませ易くなり、
焼き上がりもカリッとなります。




     




軽くソテーしたラムチョップにタップリの粒マスタードを塗って、
その上に上述したパン粉を載せて、オーブンで焼きます。




     




ソースはトマトペーストと赤ワインで作りますが、
肉にシッカリ味が付いているので、
ソースの味に神経質になる必要はないと思います。
ソースを煮詰めながら、鷹の爪や塩胡椒で辛さを調整する程度。




     





いろんな所で市販品や代用品で誤魔化して作った
ラムチョップのディアボラ」 でしたが、美味しく出来ました。
宅配業者が来て支払いなどをしている内にチョット焦げちゃった。(笑)
ディアボラが拷問を連想させる事から悪魔風となったのだとしたら、
これぞまさしく、「火炙りの刑」 による焼き過ぎですね。




     




ソースが多過ぎるように見えますが、
肉を食べた後に茹で上げたパスタに絡ませて食べる為なのです。





次回はローズマリーもパセリも生を用意して、
チーズもパルミジャーノを摩り下ろして本格的に作ってみたいと思います。