鰯つみれ汁

nobita7202012-07-17

つみれ が魚介類で、
つくね が肉類。…と、
勘違いしている人が多いが、
これは、形成する時の違いで、


つみれ は、
魚肉や畜肉等で作った種に
鶏卵や澱粉などのつなぎを
加えた練り物を手で一口大に
千切り取って煮立っただし汁の中で加熱した団子状の食品で、
汁に摘み入れる様子から、つみれ(摘入)と言われ、



つくね は、
粉状の物に水などを加えて練る。
また、粘り気のある固まりなどを練って、ある形にする。
また、そのような動作の事で、捏ねる(こねる・つくねる)から来ている。



五平餅のような物でも「つくね」なのであり、
鰯団子を串に刺して焼けば、「鰯のつくね」になるのだ。



一方、つみれ は素材が何であれ、汁物になる訳だから、
「鰯つみれの串炙り」 等と言うメニューはオカシイと言う事になる…。



6月末から実習やGOLFや旅行が重なり、久しぶりに家で過ごす休日。
鰯のツミレ汁が食べたくなって作りました。




真鰯が売っていなくて、潤目鰯を買って来ました。



3枚に下ろして適当な大きさに切り、下ろし生姜と片栗粉を加え、
粘りが出る程度にフードプロセッサーにかける。



    



団子状にして汁の中へ投入して出来上がり。
合わせた具材は、白菜・葱・椎茸・豆腐・牛蒡、シンプルでした。



右上画像の完成図は汁が濃いように見えますが、
焼きアゴ出汁醤油を使ったので、色が濃いのですが、味はサッパリ。
汁にもタップリの下ろし生姜を入れたので、コクのある醤油を使いました。
アゴとは飛魚の事で、西南日本の煮干しは鰯では無く飛魚を使う事が多い。