関の孫六
刀鍛冶で発達し、今では刃物産業が有名。
長良川の中流域に広がる岐阜県関市。
そんな街に、「寿司通り」があります。
宮城県の塩釜や北海道の小樽など、
寿司店が軒を連ねる事で有名な街は、
ほとんどが海沿いの街ですが、
この関市は山に囲まれた街。
どうしてこんな所に寿司通りが…?
関の寿司屋の中でも、
各地からお客さんが来訪する有名な店の大将に尋ねた事があります。
刀鍛冶など火を使う仕事は、短時間で片手間に食する事が出来る寿司は、
火の番をしながらの食事には持って来いなんだそうです。
で、この関市は鰻屋が多いことでも有名なんです。
やはり、火を使う仕事は体力勝負って言う所があり、
栄養価の高い鰻を扱う店の利用者が多いそうです。
陶磁器で有名な美濃市や多治見市も、寿司店や鰻店が多いのですが、
やはり鍛冶仕事と同様に、窯で高熱の火を使うのが理由のようです。
その関市の有名店が名古屋に移転して来ました。
開店して1ヶ月になるのですが、先日行って来ました。
寿司屋なのに料理の方が多いですよね。
最近の高級寿司屋はこう言うスタイルが多いですが、のび太的には…。
この後も寿司が続いたそうですが、のび太はお客さんに呼び出されて、
後ろ髪をひかれながら出勤しました。