ベルヌーイの定理

昨日来店したお客さんと旅行の話をしていて、飛行機の話になった。





「なぜ飛行機が飛ぶかと言う理論は、
未だに確立されていないんですってね。」





えぇ〜? そうなの? 
流体力学みたいなので説明がついているんじゃないの?
のび太の知識では・・・と一通りの説明はしてみたものの、
一体どういう事なのか帰宅して検索してみた。





確かにベルヌーイの定理から導かれる理論によって
揚力の発生が説明されているが、
ニュートンの法則だのエネルギー保存則だの、
数々の物理論や数学論との整合性が問われて、
非科学的・非論理的なのび太にとっては、まさにチンプンカンプン。





そんな中で、ド素人に分かり易く解説していた人が居て、




ベルヌーイの定理によって導かれた理論により、
飛行機の翼に揚力が発生する事を証明したとしよう。
しかしながら、曲芸飛行などで行われる背面飛行の場合、
落下せずに飛行している状況をどのように理論づけるのか?
あからさまに飛行機の羽には揚力とは逆の、押し下げる力が働いている訳だ。

  


なぁ〜るほど、そう言う事か!



そこを説明できなければ、翼の形状に対するベルヌーイの定理だけでは、
揚力の発生を100%説明できた事にはならないと言う事か…。




理屈はサッパリ分からなかったけど、
名選手=名監督に非ず。と同じで、優れた学者が優れた=教育者では無く、
優れた教師は、無知な者に対して難解な問題を説く時に、
例え話や実体験に基づく例を用いて、分かり易く説く能力が必要なんだ。
と、つくづく感心した次第。





その解説文の最後には、




>例えどんな仮説であっても、皆の知っている限りの知識に照らし合わせて
論理整合していれば、私はその仮説をいったん事実として認めます。
もちろん、いったん認めた事実に反する現象事実が出てくれば、
皆さんと共に速やかにその現象事実を組み込んで
論理=構造事実を組み替えてゆきます。




とある。




前述のお客さんは医師であるが、医学界においても
どうしてそうなるのか100%解明されている訳ではないが、
それが事実なのだと言う、いわゆる見切り発車みたいな事例は沢山ある。
と言うので、さもありなんと皆で苦笑い。





今回の検索で、「ドームラン疑惑」 なる記事を発見。



東京ドームでは、巨人の攻撃の時にはホームラン風が吹き、
相手の攻撃の時は逆風が吹く。という噂が流れています。
その答えを解く鍵は、どうも流体力学でいうところの
ベルヌーイの定理」にあるようです。




まっ、暇と興味がある人は → ドームラン疑惑「ベルヌーイの定理」